「ソフィの選択」を観た直後に・・・

 映画鑑賞が趣味のひとつですがほとんど観ないのが戦争ものです。怖い話好きでも戦争の話だけは別で、ホラーやサスペンスを観た後にスッキリするカタルシス効果が得られないため自然と避けていました。観たって憂鬱になるだけでしょって思っていたからです。

 しかしウクライナ侵攻が始まる直前に「ソフィの選択」がなぜか気になり観てしまいました。原題もSophie’s Choice、タイトルの軽さからは想像できない物語です。40年前の古い作品で、メリル・ストリープがアカデミー賞主演女優賞を獲得しています。良い映画ですが痛みを感じるので覚悟が必要かもしれません。

 戦争映画を観たくなかった本当の理由は、怖いから、考えたくないから、過去の悲惨な出来事だから。自分の生きている今とかけ離れたものにしておきたかったからです。自分は安心で安全な時代と場所に生きていると思いたかったんですよ。

 昔職場の上司に何かのついでのように言われました。「戦争を経験している人間とそうでないやつはまったく別なんだよ」と。同じ空間で働きながらその上司と私はまったく別な人間だったのでしょうか?中途半端に何かを言いそうになりましたがやめました。

 2022年、戦争はいきなり自分の近くにやってきました。コロナよりもウクライナ侵攻が気になります。この先どうなってしまうのだろうか、今はニュースを見続けています。 

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