寺社に逃げ込め
ほとんど信仰心はありませんが、たまにお寺や神社に行きたくなります。その「行きたくなる」回数がだんだん増えてきました。これは歳をとったということでしょうか?寺社にお参りに行くことを日課にしている人の気持ちが少しわかってきました。
雑な言い方をすると、街の中に行きたい場所がないんですよね。話題の新しい商業施設に行ってみても、「はいはい、こんな感じね」と感動は一瞬、どうせ分相応の買い物しかできないし、人も多くて落ち着かないやと思ってしまいます。刺激はもらえても、心がザワつくだけの場所にすぎないなら、もう要らないのです。
安心して落ち着ける場所なんて、街中では寺社ぐらいしかありません(あとは図書館)。そして何より祈る行為によって、自分の願望を確認できるので、静かなるカウンセリングなのだと考えます。だから祈った後は何だかスッキリしますよね?
大して信仰心がなくてもお参りに行くことで、神聖な気持ちになり、自分と向き合う僅かな時間をもらうことができます。遠くの山や海に行かなくても、心を癒してくれる都会の受け皿みたいな場所が身近にあるんですよね。あ、ついに寺社のありがたさに気づいちゃったと思ってます。長い人生にはいろいろあるので、心の避難場所をぜひ確保したいものです(‘ω’)