第5回目は「ブジャンガーサナ(コブラのポーズ)」です。ブジャンガとはサンスクリット語で「大蛇」のことを指します。代表的な後屈ポーズで、猫背解消の効果が期待できますよ(*’ω’*)

 スマホやパソコンの過度な使用により、背骨のS字カーブが崩れがちの方にお薦めしたいポーズです。頭が前に出ると、頑張って重さを支えようと胸椎(肩甲骨あたりの背骨)に負担がかかります。

 猫背の前傾姿勢は呼吸が浅くなり、体のあちこちに波及しては不調を引き起こす原因になります。コブラのポーズで姿勢改善して、大きな呼吸を取り戻しましょう。

 後屈ポーズは背中を反らそうとせず、「胸を開く」ことに意識を向けます。力で反らそうとすれば、腰や首に負担がかかるので、気をつけて行う必要があります。

 ポイントは胸をリラックスさせて開くこと。繰り返し行うことで、徐々に上半身を引き上げやすくなりますから、まずは焦らずに始めていきましょう。

●ブジャンガーサナ(コブラのポーズ)

<やり方> ※腰に故障のある方はやらないでください

  • うつ伏せの姿勢からスタート。恥骨をマットにつけた状態で、足は腰幅に開き、足の甲は寝かせてマットにつけておく
  • 手のひらは指先正面・指の間は開いて、肩の真下につき、脇を締めておくこと。おでこはマットにつけ、あごは軽く引いておく
  • お腹、お尻、太ももの内側を締めて、吸う息で手でマットを押し、上体を起こす。視線は眉間を見る
  • 吐く息で肩を下げて、耳と肩の間を遠ざける。吸う息で背中を真っ直ぐに伸ばし、胸を開く。3~5呼吸続ける
  • 吐く息で上体をマットに下し、顔の下で手を重ね、どちらかの頬を乗せてひと息つく(下記のチャイルドポーズでお休みしてもOK)

●バーラーサナ(チャイルドポーズ)

<やり方>

  • 正座または四つん這いの姿勢からスタート。膝は腰幅に開き(握りこぶし1つ程度)、吐く息でお尻を踵の上に下し(足の甲は寝かせた状態)、両手を伸ばし前につき、お腹を太腿の上にに乗せ、おでこをマットにつける
  • 柔らかく3~5呼吸しながら、背中とお尻を伸ばしてリラックス
  • 吸う息で両手を肩の下につき、頭が最後になるようにゆっくりと起き上がる

 今回は、背筋を強化するコブラのポーズと疲労回復効果のあるチャイルドポーズの2つを紹介しました。だんだんポーズを覚えて繋げると流れが生まれて、ヨガがより楽しく感じられるようになりますよ(*’ω’*)