第9回目は「ハラ―サナ(鋤のポーズ)」です。鋤(すき)とは農作業などに使われるスコップみたいな道具のことを指しますが、形からはどちらかと言うと鍬(くわ)を連想させる気がします。逆転のポーズなので内臓を刺激し胃もたれの解消にも効果があると言われています。一緒に脳もリフレッシュできそうですね。

●No.9 ハラ―サナ(鋤のポーズ)

<やり方> *首・肩に故障がある時はやらないでください

  • マットの上に仰向けになり両膝を立てておく(腕は伸ばして手のひらをマットにつけておく)
  • 吸う息で両膝を胸に引き寄せ、お尻を持ち上げる
  • 吐く息で両足を頭の上へ伸ばし(*バランスが取りづらい時は両手を腰に添えて行いましょう)、足先をマットに下す(無理はしない)
  • ポーズをキープしながら、吸う息で肩と腕でマットを押し背中を立て、吐く息で足先を遠くに伸ばす。あごは軽く引いた状態で視線はおへそへ
  • 腹筋を使いながら、吐く息でゆっくり背骨上の方から順にマットに下し両膝を立てた状態に戻る

 背中を立てることでお尻の重さに胸が潰されず、呼吸がしやすくなります。背中と足裏側の筋肉が伸びてスッキリするので、体の背面をほぐしたい時にやってみましょう。