ピクトグラムのパフォーマンス!
2020東京オリンピック開会式を全部見てしまいました。コロナ禍に、強行突破したようなオリンピック開催に、否定的な気持ちでしたが、「無観客の開会式とはどんな感じなのか」と好奇心にかられ、ついテレビを付けました。
俳優でダンサーの森山未來さんのコロナ犠牲者に捧げるソロパフォーマンスに、一気に心を掴まれます。
眉毛を塗りつぶし、表情一切を消した白塗りメイクに白装束。ジャンプして高い位置から、自分の体を叩きつける動作。無念の怒り・悲しみが伝わり、吸い込まれるように画面を見つめていました。もっと長い時間観ていたかった圧巻の舞、カッコよかったです( ゚Д゚)
もう一つ、面白かったのが、ピクトグラムのパフォーマンス。「ピクトグラム」とは、伝達したい情報・意味を絵文字にしたもので、案内用の図記号のこと。トイレやエレベーター、非常口などに使われていますね。
オリンピックの競技種目を表した50個のピクトグラムは、青と白の2配色で無機質です。そこに命を吹き込み、動き出すパフォーマンスは、意外性があり、ワクワクしました。
パフォーマーの息のあった動きに、見ている側も乗せられていくようでした。「こんな種目もあるんだ」とピクトグラムの役割通り、言語を超えて、分かりやすく体で表現してくれるから楽しい! パフォーマーの方は、どれぐらい練習を重ねたのか?止まることない連続の動きに、スゴイのひと言です(*’ω’*)
誰もいないはずの観客席が、照明の加減なのか満席にも見える。一瞬、大勢の観客が座っている幻を見たような気がしました。光と影の二面性を感じた開会式。今回の東京オリンピックは特別ですね、きっと記憶に残ると思います。