第3回目の映画紹介です。またまたの韓国映画、2015年公開「コインロッカーの女」をご紹介いたします。勢いのある暗さで、最後までぐんぐんと引っ張っていきますよ。これぞ韓国映画の醍醐味(*’ω’*)

 主演は若手実力派女優のキム・ゴウンさん。似たような顔の女優さんが多い中で、この一重目はインパクトあります。安藤サクラ、江口のりこさんの顔に近い感じですね。目が細い、細い目がキランと光る。観てるこちら側に、目の奥の感情の変化まで伝わってきました。演技とはすごいものですね。

 あらすじ:赤ん坊の頃に地下鉄のコインロッカーに捨てられていたイリョン(キム・ゴウン)は、裏社会で闇金業を牛耳る女ボス(キム・ヘス)によって拾われ、裏稼業の仕事を仕込まれます。普通の人生が送れない運命。借金回収の仕事を命じられ、賭博場に単身乗り込みます。若い女の取り立て屋を前に、債務者の男は舐めた態度をとります。相手を灰皿で一撃。周りがざわつき、一気に雰囲気が変わります(このシーン好きです)本気で取り立てに来ているイリョンの覚悟を見せつけます。

 そしていつものように借金回収に出向いた先で、貧しい青年ソッキョン(パク・ボゴム)に出会います。父親の借金を押し付けられながらも、明るく前向きに生きる姿に惹かれていきます。しかし、冷酷な女ボスはイリョンの恋心を許しません。借金返済ができないソッキョンを殺し、臓器を売って金を回収するよう命じます。イリョンは組織を裏切って、ソッキョンを逃がそうとしますが―

 女ボスを演じるキム・ヘスさんがカッコイイ。独特なヘアスタイルで登場します。なんなんでしょう、不思議な髪型。最後は「因果応報」の運命をたどります。・・・ということは、イリョンもまた同じようになるのでしょうか?普通の人生を生き直すには、手を汚しすぎました。キム・ゴウンのクールで薄幸なヒロインの姿に惹きつけられます。ちょっと怖いシーンもありますが、ドキドキしながら観れますよ。はーコワかった、面白かったぁ。

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