第3回目は「スカーサナ(安楽座)」です。ついに起き上がりました(‘ω’) ヨガの代表的な座法のひとつをご紹介いたします。スカーサナとは簡単に言えば、胡坐です。この姿勢で呼吸法や瞑想法を行うことが多いので、ぜひ覚えておきましょう。いつでもどこでもできて心が落ち着きます。

 股関節が固いから胡坐のような座り方は苦手という方は、「スプタバッタコナーサナ(仰向けの合踵のポーズ)」を習慣づけると可動域が広がるので、毎日少しずつ積み重ねていきましょう。

No.3「スカーサナ(安楽座)」

<やり方 >

  • 胡坐の姿勢をとる
  • 手を使ってお尻の余計なお肉を外側によけ、お尻の下にある、尖った骨「坐骨」に左右均等に体重を乗せ、骨盤を立てて、背中をまっすぐに伸ばす。(※腰が丸まり骨盤を立てずらい場合は、お尻の下にブランケットやバスタオルをたたんで敷いて高さを加えましょう)
  • 両足の踵が体の中心にくるように前後に並べる(左右どちらが前でもかまいません)
  • 両手は膝の上に置く。手のひらを天井方向に向けて、気持ちを開放させる(※気分を落ち着けたい時は、手のひらは下向きでもOK)
  • あごは軽く引く。視線は鼻先、目を閉じてもかまいません
  • 吸う息で背骨をまっすぐに伸ばし胸を開く、吐く息で肩の力を抜く

 スカーサナの姿勢をとりながら、深い呼吸や瞑想を行ってみましょう。サンスクリット語で「sukha(スカ)」は幸福、心地よいという意味があります。

 股関節の開きが不十分な場合は、膝が上に上がってしまうので、膝下にヨガブロックを挟んだり、ブランケットを折りたたんで入れると土台が安定します。意識をして背中を伸ばすことで、大きな呼吸ができます。疲れた脳にたっぷり呼吸を届けていきましょう。