ジャジャン麺ノスタルジー

 ジャージャー麺を韓国語で「ジャジャンミョン」と言います。ドラマの食事シーンでよく出てくるメニュー。黒いタレを麺にからめて食べるやつです。せわしなく麺をすすり、掻っ込む姿を見ていると、「そんなに旨いの?」と懐疑的な気持ちがわく一方、自分も同じことをしてみたくなります。

 あんな風に、大雑把にバクバクと食べてみたい(笑) 目の前の麺にもう夢中。これは「瞑想状態」かもしれませんね。雑念が入り込む隙がまったくない。きっと、完食後は充足感を得られるはずです(*’ω’*)

 もうひとつ提案したいのは「架空のドラマの主人公になりきって食べる」方法です。今回は「成り上がった男 編」を書いてみました。読んだ後に、後悔のため息でても知りません(笑) あくまで、ジャジャン麺をドラマティックに楽しみながら、食べる手段のひとつですからね(笑)

「ショートドラマ:成りあがった男」 

 男は地下鉄の入口で女を見送ると、時間をずらし列車に乗った。帰り道は別行動がいい、一人になった途端、安堵のため息が出てくる。雰囲気の良い店、料理も美味しかった。牛ヒレ肉にオーガニックサラダ、オーガニックワイン。「悪くない、悪くないんだけどね、」最近は、金目当てとしか思えない女性が寄ってくる。

 高層マンションの部屋からは美しい夜景が一望できる。今夜はなんだか食べ足りない食事だった、炭水化物がなかったせいだろう。冷蔵庫の上に乗っているインスタント麺に手を伸ばす。手際よく準備を整えると、ソファから下りて、どかっと胡座座りになった。

 ずっと金ばかり追いかけてきた。昔、住んでいた小さなアパート、西日が僅かにあたるだけの部屋だった。安物のローテーブルに胡坐座り、背中を丸めてインスタント麺をすすっていたっけ。変な形に割れてしまった割り箸で、ジャジャン麺をすくって口に運ぶ。オーガニックとは真逆の味、人工的、でも懐かしい味がする。

 「あれ?俺、なんで泣いてるんだろう」

 ノスタルジーあります。「一品 ジャジャン麺。」

 はい、CM作りたくなりました(笑) 高級中華料理店のジャージャー麺では出せない、ドラマ感じます。チープイズベター。主人公気分で泣きながら、食べてみてください。きっと楽しいと思います。

八道 パルド 一品ジャージャー麺 一品チャジャン麺 4袋入り

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